【ディスクレビュー】℃フーズ「SUNRISE CITY」普遍性の中に垣間みる中毒性… ギターロックで括れないオリジナリティ!

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℃フーズが自身初となる流通盤「SUNRISE CITY」をリリースした。

彼らの楽曲は基本的にシンプルで爽快感のあるギターロックなのだが、時折予想外のコード展開を見せ、更にそこに中毒性のある歌メロが付いてきて、正直かなり病み付きになる。

ジャンルで言えば、確かにギターロック。でもどこか懐かしさもあり、ちょっと癖もあり。そして声も妙に親近感があるので、次に聴いた時は完全に覚えている。

今作は5月に公開された最新MVの「サンデーモーニング」が1曲目に収録されている。

疾走感溢れるナンバーで、しっかり叩き起こされる。音源では比較的丁寧に歌う印象だが、ここではうなるように、絞るように歌うボーカル・根反が少しだけ新鮮だ。「ラララ♪」のメロディーは間違いなくライブでシンガロングを誘うフレーズであるし、どこか青臭さも感じる℃フーズ的青春パンクでもある。

2曲目の「ひとつだけ」は懐かしさや優しさを含む軽快な曲なのだが、サビの歌詞で繰り返し “だまされるなよ だまされるなよ” と歌う箇所に深いメッセージ性を感じる。柔らかいナンバーで、ゆっくり浸食してくるこの言葉の意義をふと考えてしまう。丁寧な歌や、丁寧な演奏、そして少し癖のあるコード展開が℃フーズらしい。

3曲目の「渋谷D.O.G」はアコースティックギターを入れてのフォークソング的楽曲に仕上がっている。渋谷駅での「あるある」「わかるわかる」と言いたくなるような光景を詞に織り交ぜながら、慌ただしい風景もゆったり流れていくような1曲になっている。

そしてラスト4曲目は「アイアムアルーザー」である。

スピード感と壮大さが見事にマッチし、1度聴いたら忘れないサビのメロディーが大きな特徴だ。楽曲からも物語が見えてくるようなドラマチックさがあるが、約1年前に公開されたMVもストーリー性のある作品になっている。この曲は特に中毒性があり、自然に脳内リピートされることもしばしば。

℃フーズは2015年5月30日に、屋根の上のルーニーと2マンライブを行うことも既に発表済だ。次世代のギターロックシーンを引っ張ってくれるだろうこの2組。℃フーズのフォーク感、ルーニーのダンサブルさを、是非O-Crestで味わって見て欲しい。


▶関連リンク
℃フーズ HP

▶プロフィール
℃フーズ(シーフーズ)

「ダメな日常も笑って過ごすための音楽」をモットーに、Vo.根反の歌詞の内容は奥深く人々の喜怒哀楽様々な内情を独自の視点から歌う曲が多いながらも、サウンド自体はメンバーの人間性が滲み出るような分かりやすく明るい楽しいサウンドとなっている。見る人の心を掴むような観客を巻き込むライブパフォーマンスは必見である。
歌詞を前面に押し出す曲から、明るいショートチューンの曲や王道ギターロック、またリズムのバラエティーに富んだ曲などジャンルにとらわれない幅広い楽曲も特徴である。

▶リリース情報
1st E.P『SUNRISE CITY』
sunrisecity

 

 

 

 

 

価格:1000円(税抜)
HOMRS-0001 オマールレコード/PCI MUSIC
収録曲:
1.サンデーモーニング
2.ひとつだけ
3.渋谷D.O.G
4.アイアムアルーザー

▶ライブ情報
2015年5月30日(土) TSUTAYA O-Crest (東京)
『1st E.Pリリース記念イベント&愚かなモンキーTOUR 2015 FINAL!!
℃フーズ×屋根の上のルーニー 2マンLIVE〜ウタってばかりの海鮮NIGHT!!〜』
℃フーズ / 屋根の上のルーニー

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