• 2015年2月7日

札幌を拠点に精力的に活動する4ピースバンドVianka。怒涛の2014年を駆け抜け、初となる連続自主企画「白」のスタートを目前に控えた今、何を思うのか。メンバー4人に語ってもらった。

撮影:nattaco / 取材:船底春希


2014年を振り返って

―まず昨年1年間を振り返ってみてほしいんです。昨年は、シングル『白いワルツ』と『愛の詩』、そして初の全国流通盤でもあるミニアルバム『ワゴンセール』のリリースがありましたね。

森田大智(Vo&Gt):正直、前半はあまりバンド環境がよくなかったんです。2月の『白いワルツ』のリリースを目標に2013年を過ごしたので、無事にリリースできて最高の年明けになったと思っていたんですけど、メンバー間で考え方にずれが生じてきていて。そのピークを迎えたのが、7 月に『愛の詩』をリリースをしたときでした。『愛の詩』はプレス工場のミスで発売日にCDが間に合わないというハプニングもあり、ドタバタする中で糸がぷつんと切れてしまったというか。結局そのタイミングでのメンバーチェンジになりました。でも、結果として、全部なるようになっていったのかなぁと思います。無理な流れではなく、たまたまそのタイミングであっただけで。

―メンバーの脱退、そしてベースの安藤さんの加入があり、その前後に1回ずつツアーもあり。濃い1年だったのでは?

森田:4月に東京でツアーをしたときは、ツアーの回り方をわかっていませんでしたね。札幌でライブして、その翌日から東京で5日連続ライブをしたんです。体調も崩したし、精神的にもギスギスしてしまって。敵地に乗り込んでいくような気持ちが強かったですね。

佐々木"Thomas”亮平(Dr):隆次くん入ってからが濃かったかな。

安藤隆次(Ba):僕が加入した8月はちょうど『ワゴンセール』のリリース前で、そこからはずっと忙しかったですね。

森田:9月にワゴンセールをリリースして、レコ発ツアーやって。そのときは、ツアー慣れしたことや東京という街に慣れたこともあって、4月のツアーのようにはならなかった。でも一番大きかったのは、東京のバンドマンも同じ人間なんだって感覚的に分かってきたことだと思います。そういうことが分かり始めてからは、びくびくせず、自分たちらしいライブができるようになって。お客さんはもちろん、バンド同士のつながりを大きくしていきたいっていう気持ちも強くなりました。

自分たちが一番いいライブをしたい、札幌バンドシーンの流行を変えたい

―そんな2014年を終えて、初の定期企画「白」がいよいよ今月14日から始まりますね。「白」の構想はいつ頃生まれたんですか?

杉本優司(Gt):隆次くんが入った頃だったよね。

森田:うちは年間スケジュールを立てたがるバンドで。まあ、予定通りに進んだことはないんだけど(笑)。今年はレコ発しか自主企画がない、じゃあ来年どうしようか、って考えたときに、今回の企画をやりたいと思ったんです。札幌のメインカルチャーとは離れたかっこいいバンドを呼んで、紹介したいな、と。今後各地でやっていきたいという願いも込め、定期企画と銘打ってやることにしました。定期企画と言いつつ、vol.3以降はまだ決まってないんですけどね(笑)。

―Twitterでも、札幌の流行を変えたいというような発言をされていましたよね。札幌のバンドシーンは、皆さんの目にどう映っているんでしょうか?

森田:ギターロックバンドが少なくなってきてますよね。ライブをしに行って感じたことなんですが、東京では、ジャンルごとのシーンがそれぞれちゃんと生きている。どのジャンルが良い・悪いということではなくてね。でも、札幌は全体の数が少ないから、東京と同じようにはいかないんです。何かが一つ流行るとその分何かが一つ廃れてしまう。どんどん使い捨てになっているっていう印象が強いかな。そんな中で、ぼくたちがやってるギターロックが一番流行ったら嬉しいなぁって(笑)。

安藤:まあそういうバンドが増えてきてほしいよね。

―そんな熱のこもった企画の初回、ツーマンのお相手にAoを選んだんですよね。Aoはどういった経緯で出演が決まったんですか?

杉本:ひとことで言えば、好きだからですね。今ここに来る途中も聴いてました。

森田:Aoは札幌のギターロックシーンのトップにいるバンドだと思うんです。プレイヤーとして本当に尊敬できる先輩方。もちろん、その中でも自分たちが一番いいライブをしようと思ってますけど。

安藤:それができないならイベンターでいいんだよね。

森田:うん。好きなバンド呼んでイベント組んで、その売上で次のイベント組んで、っていうふうにやればいい。あとは、企画の名前が白だから“青”を呼んだらおもしろいんじゃないかとも思いました(笑)。vol.2も月光“グリーン”が出るし。

佐々木:ほんとだ!

―そうですね、気が付きませんでした(笑) そして、オープニングアクトにはThe Floor。こちらは?

森田:年下のいいギターロックバンドを呼びたいなって考えたときに、The Floorだったんですよね。バランスを考えても、ViankaとAoとThe Floorっていうのはいいと思いました。